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 ■ CardWirthとは?

はじめに
 CardWirth(カードワース)とは98年夏頃世に出たgroupASK制作のRPGです。
フリーソフトなので(Win専用ですが)、無料ダウンロード&プレイが可能で最新版の入手は公式のファンサイトでする事が出来ます。

公式ファンサイトAskのページ
★公式ファンサイト★公式サイト★

どんなゲーム?
表現方法
 CardWirthは登場人物からアイテム、特殊能力などを殆どカードで表現して居ます。
カードと聴くと複雑に感じて抵抗を覚えるかも知れませんが、実際はシンプルで非常
に解りやすく成っています。

フリーシナリオシステム
 CardWirthはシナリオ追加型のRPGです。
基本的に主人公達が貼り紙を選んで話が始まりますが、そのストーリー・・・時には
ダンジョン探索、アドベンチャー、サウンドノベル、バトル物など多種多様です。
しかもシナリオはFullPackに付属している『CardWirthEditor』でプログラム知識
が無くても比較的簡単に作成する事が出来ます。

 そのためプレイヤーが作成したシナリオの数だけ冒険や物語がそこには在ります。
シナリオを入手したい時は公式サイトのADVENTURER'S GUILD(通称:ギルド)や
シナリオ作者様のサイトで公開されて居るので簡単に入手できます。
※中にはギルドで公開されていないプライベートシナリオも存在します。

ギルド
★公式ギルド★

 先ず最初にプレイするなら是非ともgroupASK製作のシナリオをオススメ致します。
ユーザーの作品は千を越す程存在するのでASK作品の後からでも遅くありません。
何しろ公式のシナリオですし、安心してプレイできると思います。

 一般ユーザーが作ったシナリオの出来は作者次第でピンからキリまでありますが
気に入らないシナリオに当たっても気にせず積極的にチャレンジしてみて下さい。

 ■ もっと詳しくCardWirthを知りたい方へ

主人公キャラクターについて
 CardWirthでは最初に主人公達『冒険者』の宿泊している宿の名前を設定し、キャラ
クターを登録する事になるのですが、あらかじめ特定の主人公が用意されている訳では
なくプレイヤーが自分の好みで作り出す事が出来ます。
自分でキャラクターを用意できるというのは大きな魅力の1つですね。

図1
図1 名前、性別、年代、顔の登録

 キャラクターの名前を先ず決めます(全角6文字まで)
そして性別、年代を『子供』『若者』『大人』『老人』から選択します。
最後に顔を選択しますが、絵は自分で好きな物にカスタマイズすることが可能です。

図2
図2 素質選択画面

 ここでキャラクターのタイプを決定付ける素質を選ぶ事に成ります。
選んだ素質によって魔法が得意になったり、剣術が得意に等と重要な選択に成ります。

図3
図3 特性選択画面

 ここでは作成中のキャラクターに"性格"を付ける作業となります。
この特性と性別、年代によってキャラクターの性能や技能カードとの相性などが決まり
口調にも影響が出てきます。

 こんな調子で自分だけのキャラクターを作ってみては如何でしょう。
シナリオを進めていく内キャラクターに対してもっと愛着が湧いて来ます。
レベルが高まると子供を残すことができ中には特殊な型が誕生する事も・・・。

数値の隠蔽
 他にも大きな特徴として数値の隠蔽が挙げられると思います。
ゲーム中に出てくる数字はレベルとアイテムの使用回数や所持金位で、良くあるRPGに
ある『攻撃力』などのステータスは基本的に見ることが出来ません。
CardWirthでは覚えた能力にキャラクターとの相性が表示され、この相性が悪いと本来
の力を発揮できない事にも成ります。

 一般に『攻撃力+18のナイフ』と『攻撃+20の剣』の二種類から武器を選択する場合
数値が見える為に剣を選ぶ人が殆どだと思います。
 この数値が見えないためにCardWirthでは、『盗賊が愛用するナイフ』や『兵士に配給されている剣』 の様な説明に留まりキャラクターに合った物を探す事に成ります。
また、具体的な数値が無い事で逆に想像が膨らんで行く事でしょう。

図4図1
図4 スキルカード例『掌破』

 実際にカード画像を用意してみました。図4をご覧ください
まず、カードに描かれている物は『カード名』『カード絵』『』『』 の4つです。
カード名や絵に関しては特別な意味がある訳では無いのであえて説明致しません。

 『ドラゴンクエストで言う所のMP
 そのスキルの使用できる回数を表していて、残数が減るほど黒ずんで行きます。
具体的に何回使えるのかはスキルによって変わり、キャラクターのレベルが上がる
程回数は増えて行きます。

 『相性』
 所持しているキャラクターに取っての相性で『普通』の色になっていれば十分に
そのカードの性能を発揮でき、苦手だと威力や命中率などが下がります。
図1で大得意と表記している状態ならば通常以上の威力を発揮しますが
中々そういう組み合わせにめぐり合う事は出来ません。
自分のキャラクターに合うスキルを見つけるのも1つの醍醐味と言えるでしょう。

図5
図5 敵キャラクターの状態変化

 続いて図2をご覧下さい。
CardWirthでは場合によって敵と戦う事が在りますが、戦闘中敵にダメージを与えた時
も具体的なダメージ量は不明瞭で『負傷』『重症』『意識不明』などといった状態変化しか
見えません。そこがまた「プレイヤーに想像の余地を持たせている」と思います。
補足:特定のスキルカードで敵の体力ケージを見る事なら出来ます。

冒険者の宿
 シナリオ進行中以外は常に、最初名前を付けた冒険者の宿に滞在する事と成ります。
様々な設定が行えるのですが、とりあえず図6をご覧下さい。

図6
図6 宿におけるメニュー画面

アイテムの整理やパーティ編成、所持金の調整など次のシナリオへの準備やパーティ
に名前を付けたりする事も出来ます。

後書き
 長話に付き合って頂き心からお礼を申し上げます。
当サイトの記事を通じてCardWirthを知り、このゲームを好きに成って頂けたなら
私も嬉しく思います。

では、よきWirthLifeを!

おまけ : 様々なシーンのスクリーンショット
リューンでお買い物 貼り紙を選択すると… 聞き込み調査
リューンでお買い物 貼り紙を選択すると… 聞き込み調査
夜間の探索 戦闘時の手札選択 戦闘シーン
夜間の探索 戦闘時の手札選択 戦闘シーン
(注)画像をクリックするとポップアップされます。



文章&スクリーンショットの背景画像 : Skjold
キャラクター画像 : 文鳥櫻様『Darling2.Honey2』(閉鎖済み)
CardWirth : groupASK様


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