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 ■ 解像度とは?

はじめに

 『解像度』は恐らくだれしもどこかで聴いたことがある言葉だと思います。
耳にしたり、どこかで解像度の設定を経験した人も居るのでは無いでしょうか。
しかし、それがどういう事なのか理解されていない方が多いのではと筆者は思いました。

 豆知識一覧にある『CWをフルスクリーンに』の文中で解像度に触れた時
ある程度の説明が要ると判断しました。しかし、説明すればするほど文量が多くなり
全てを語ると説明をする方もそれを理解しようとする人も大変になってしまいます。

 そこで、今回はパソコン(以下PC)で『解像度』と関わる場面をピックアップして
必要なだけ紹介して行く事にしました。例えば解像度がどういった物なのかという事、
それに関わる際注意した方が良いことについて具体例を交えつつ紹介します。

最期まで読んでくださった方に少しでも多く理解して貰えたら幸いです。


解像度が関係する物

 そもそもPCを利用するうえで解像度が関わる物は限られています。
主に『デジカメ』『スキャナ』『プリンタ』『ディスプレイ』が在り、中でも
ディスプレイにおける解像度のみ『画面解像度』といった言い方をします。


『解像度』と『画面解像度』の違い

 ★解像度

 まず、最初に『解像度』の説明をします。解像度とは画像における画素の密
度を示す数値で、画像を表現する格子の細かさを『解像度』と呼びます。
一般に1インチをどの程度小分けにするかを数字で表します。

 その単位はドット・パー・インチ(dpi)と呼ばれかつて一般的なディスプレイ
の解像度が72dpiだったため、今でも基準となっています。因みに最近の物は100dpi
の表示は可能で、印刷物だと600〜2400dpiの解像度を持っています。

 ここで解像度が高ければどうなるかを画像で見てみたいと思います。
解像度が高い物ほど細かく綺麗な画像になって行きますので図1から見てください。


5x5
図1『5 x 5』

 図1は解像度5dpiで『M』を表してみたものです。
この解像度では情報が足りずゴツゴツとし滑らかさが感じられません。
そこでさらに解像度を上げてみました。



7x7
図2『7 x 7』

 以前より綺麗な『M』ですね。
7dpiの解像度ともなると図1の頃よりも明らかに描写が細かくなって居ます。
この調子で更に解像度を上げてみた結果が図3です。



15x15
図3『15x15』

 図1と2両方と比べて見てもはっきりとした差がありますね。
似たような差がTVゲーム機でもあります。ファミコンの頃は色数を別としても
画像が今のプレイステーションなどと比べて遥かにカクカクとしていましたね。



104x104
図4『おまけの104x104』

 同じ広さでも解像度が高ければ情報量が多く滑らかになるとはっきり判ります。


 ★画面解像度

 続いて『画面解像度』についてですが、細かく説明すると非常にわかり難いので 簡易的に説明します。一般的なディスプレイは画素(ピクセル)と呼ばれる小さな点を 敷き詰めて、それらの輝度(きど)を制御する事で画面を表示しています。

 したがって、同一サイズのディスプレイならピクセル数が高いほど細やかで綺麗な 表示になります。そのため、画面の長さ当たりに存在する画素数(解像度)によって 表示の精度が変ってきます。

 画面上に描写されるもの(文字、アイコン、メニュー等殆ど全て)の場合、サイズは ピクセルで固定されているので、解像度を上げるほど画面上では相応に小さく表示 される事になります。

 参考に図5を見て比較してみてください。
左の低解像度の方が大きく表示されています。

デスクトップ比較
図5 800x600     1024x768   


 元々基本となる解像度は640 x 480だったらしいのですが、現在そこまで低解像 度の物は殆ど出回っていません。以前まで『800 x 600』で見る人が一般的でしたが、 最近では『1024 x 768』が一番主流になりつつあります。

 主流の解像度が在るにしても、PCの持ち主の思考や利用目的によって解像度は 変化します。視力が低く大きなアイコンが良い人や小さく表示する方が使いやすい人 PCで絵を描くから出来るだけ余計な物を小さくし描くスペースを広げたい人など。

 実際一般的なサイズより大きい『1280 x 1024』、『1400 x 1050』を使う友人も 居ますし、果ては『3840 x 2400』まで設定できるディスプレイも在り実に様々です。

 また、解像度によって大きさが変るのはWebサイトも例外では無く ホームページの作成時は低い解像度環境に対応させる作成姿勢が基本となっています。


実践編

 ここまで読んだ事で解像度の基本的な事はお分かり頂けたかと思います。
これからは、実際にPCで解像度と関わる時、気をつけて貰いたい事や実際に見かけた困った例などを解説して行きます。

 ★デスクトップの壁紙

 PC向けの壁紙などはサイズが解像度と同じ数字になっていますね。
それは解像度が違っていると、表示される大きさが違うために ちょうど良い大きさの背景に設定できなく、綺麗な状態で描写されなくなります。
(そこまで粗悪になるわけではありませんが)

 そこで、是非それを実感して頂こうと思い
当方で作成したMiklaGard特製の壁紙をプレゼント!
今回は三種類の解像度向けに用意させて頂きました。

ネタ壁紙

800 x 6001024 x 7681280 x 1024

リンクをクリックして画像を開くか、右クリックで保存して下さい。
これらの壁紙は個人が楽しむ範囲で自由に利用してください。
二次配布は絶対に禁止です


 ★写真(画像)のメール添付

 以前と比べ、今ではPCの普及率はかなり上がりました。 さほど詳しく無い状態でも手軽にインターネットの利用ができる時代です。 恐らく、『デジカメ』で撮影した写真をメールに添付した経験のある人は多いと思います。

 しかし、デジカメにはちょっと気をつけて欲しい点が在ります。 デジカメの場合は写真を綺麗に(高クオリティ)印刷する為、解像度が非常に高く成っている事が多いのです。

 中には、横幅が2000ピクセル以上の写真を撮影出来るデジカメも出回っていて、
人によっては無意識に、そのままの解像度(サイズ)でメールに添付してしてしまうといった事があります(筆者の場合、親戚から貰うメールの写真が毎回大きめです)。

 大きければそれだけ鮮明な写真になるので綺麗に印刷出来るのですが メールソフトによっては巨大すぎて写真の全貌を知るのは困難に成りえます。 閲覧環境は人それぞれですが、特に小さな画面でしか見れない環境の場合は大変です。

 ◎特設コーナー : 超巨大サイズの画像を体感!

 折角ですので、ここは巨大画像を体感して頂きたいと思います。
用意したものは自作のノルウェー国旗なのですが巨大にしてお見せします。

 どの程度のサイズにするか....ですが、当方所持のデジカメで確認した設定できる
サイズは『Sサイズ1504 x 1000』、『Mサイズ2240 x 1488』、『Lサイズ3008 x 2000』でした。 もちろん今回は『Lサイズ』で行きますので、大きさは覚悟して下記のリンクを参照してください。


巨大画像を見る!

 どうですか?巨大でしょう....PCによっては実際に届いた写真が大きくて見難くなり、
私のPCも以前はそのように表示されていました。
この様になることを避けるにはいくつかの方法があります。

 ひとつ目は、撮影時に解像度を下げる方法。
解像度の設定を小さめにするだけでなく、メール添付向けに設定できるタイプのデジカメも最近は普及しています。

 ふたつ目は、PCで写真を加工してサイズを短くする方法です。
Windows付属の『ペイント』でもそれは出来ますので挑戦してみましょう。

 写真の解像度を小さくする事は他にも利点が在ります。
それは、ファイルサイズが軽くなる事です。
簡単に言えば「メールを送信するのに掛かる時間が短縮される」という事です。

 これで解像度の説明は以上になります。
最期までお読みいただきありがとう御座いました。


参考資料 : Wikipediaより−解像度画面解像度

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